2017-07-25

【黒魔道士】パッチ4.05以降のスキル回しでブリザジャは使うべきか?

ブリザジャ、使ってますか?







私は常に使っております。はい。



パッチ4.05が実装されて、皆さんご存知の通りの修正が来たわけですが、パッチ実装後に計算してみたところ、ブリザジャを使う場合と使わない場合の回し方で、火力はほぼ同じでした。

じゃあ、ブリザジャ使わなくていいねとならないのが今回の検証記事の内容です。

結論としては、迅速魔・三連魔を遊ばせずに使い続けられる1ローテ30秒のスキル回し(ファイジャ6回)の方がいいんじゃないかな。ただしスペルスピードが1800を超えている人はブリザジャはバフのある時だけ使う方(ファイジャ5+6)がいいかもね、です。

とりあえずスキル回しを知りたい方はこちら
なりたて黒魔道士のためのスキル回し(パッチ4.0版)


まずは導入として以下の図を用意しました。
総ダメージ量比較


前回はブリザジャなしでファイジャ4回と、ブリザジャありのファイジャ6回とを比較しましたが、パッチ4.05からはブリザジャなしでファイジャ5回まで撃てるようになったので、今回はその両者を比較しました。スキル威力ベースで総ダメージ量と時間の経過についてグラフにしたのが上の図です。

いきなりですが、まあその・・・差はないと言えばないし、あると言えばある・・・ねぇ・・・。

180秒(木人)とか120秒(開発がDPSを確認する時間)でみてくださいよ・・・線が重なっちゃってますよ・・・。これわざとなの?あえてやってるならすごくない?720秒先までグラフを書いてみましたけど、200秒あたりからファイジャ6回がファイジャ5回に抜かれなくなりますので、一応、ファイジャ6回の方が強いです。開幕でブリザジャを使わない分だけファイジャ5回の方がダメージの立ち上がりは急なのに、後からファイジャ6回に抜かれるってことはそういうことですよね。


ちなみに、480秒の時点で1%差、720秒の時点で2%ですが、あまりこの数字に意味はないですね。数秒違うだけで縮まったり広がったりするので。ただ、傾向として差は広がっていると言えるでしょう。

パッチ4.05以前の、ファイジャ4回というスキル回しのときは、AF時間の余裕が出るおかげで、コンテンツ相性に依らないスキル回しの安定性向上という明確なメリットがあるにも係らず、火力にそれほど差がないという結果だったわけです。つまり、ファイジャx2→ファイア→ファイジャx2という回し方で、ファイアの前後のファイジャが2回だったところがAF時間の余裕につながっていました。

ですが、ファイジャを5回撃つということは、ファイジャx3→ファイア→ファイジャx2となって、結局ファイアの前(後ろに3回を持ってきた場合は後ろ)でファイジャを3回撃つ点はファイジャ6回と変わらないことになり、明確なメリットは消えました。よって両者の選択はどちらが火力があるかという点によると思います。

あ、あくまで木人のスキル回し、つまり黒魔道士のスキル回しにおける天井の話なので、そこは実戦の話とは勘違いしないでくださいね。実戦ではファイジャ4回で止めることもあるでしょう。

ここで根本的なことに立ち返って考えてみましょう。ブリザジャというスキルはそれ自体は弱い部類のスキルです。弱いスキルを敢えて使うのはファイジャを撃てる回数を増やすためですが、パッチ4.05以降はブリザジャを使ってもファイジャの回数は1回しか増えません。ブリザジャを撃つというデメリットはファイジャが1回増えただけで取り戻せるか?という疑問が改めて沸いてきます。それを確認するため、こんな図も用意してみました。

ある条件下で比較すると差が明確に・・・

どういう図かというと、スキル回しはそのままに、迅速魔・三連魔・黒魔紋の影響だけを排除した時の火力を比べたものです。ここまで差がはっきりとついたら、明確にファイジャ5回の方が強いと言えますよね。つまり、ファイジャが1回増えたぐらいでは、ブリザジャを撃つデメリットを取り戻せてないのだということがこの図から分かります。

ただ、1枚目では両者の火力は肉薄していましたよね。つまり、1枚目の図と合わせて考えると、両者のスキル回し火力が肉薄している理由はファイジャの回数差ではなく、バフ(三連魔・迅速魔)の影響だったということが見えてきますね。正確に言うとその使用頻度の差が重要な要素でした。それでは詳しく解説していきます。

まず、前提条件として迅速魔・三連魔を使用した場合の火力上昇効果は、元の詠唱時間が長いスキルほど高くなるのは自明ですが、パッチ4.05現在、最も詠唱時間が長いスキルはファイジャかブリザジャです(ファイガは半詠唱で打つためGCD相当)。また、これらの迅速魔や三連魔といったバフにはモーションによる硬直が存在するため、普通に詠唱と詠唱の隙間に入れると無駄が生じます。

例えば、スペルスピード(以下、SS)による影響を無視したとして、3.0秒のスキルに迅速魔を付けて撃つと詠唱0秒とGCDの2.5秒を合わせた2.5秒まで必要時間が短縮されますが、モーションによる硬直が0.6~0.7秒あるため、合計で3.1秒と元の詠唱時間より長くなってしまいます。よってバフを入れるのはProcファイガやProcサンダガ発動後や半詠唱後のタイミングを狙うことになるので、自ずと迅速魔・三連魔の置場所は限定されてきます。

※くどいようですが、実戦では移動のためにあえて効率の悪い使い方をしたりする場合もあります。

これらを踏まえて、スキル回しは以下のようにしました。
開幕のエノキや黒魔紋はモーションによる硬直を受け入れるしかないためこの位置にしてあります。エノキと黒魔紋を2個重ねないのはただの個人的なこだわりです。


●ファイジャ6回の場合
===<開幕>===
ブリザガ→【エノキ】→サンダガ→【黒魔紋】→ブリザジャ→ファイガ→【迅速魔】→ファイジャ→【三連魔】→ファイジャ→【激成魔】→ファイジャ→【コンバート】→ファイジャ→ファイア→ファイジャ→ファイジャ→Procファイガ→ファイジャ→ファイジャ→ブリザガ

===<バフがないときのローテ>===
ブリザガ→【(あれば黒魔紋)】→サンダガ→ブリザジャ→ファウル→ファイガ→ファイジャ→ファイジャ→ファイジャ→ファイア→ファイジャ→ファイジャ→(あればProcファイガ)→ファイジャ→ブリザガ

===<バフがあるときのローテ>===
ブリザガ→【(あれば黒魔紋)】→サンダガ→ブリザジャ→ファウル→ファイガ→【迅速魔】→ファイジャ→【三連魔】→ファイジャ→【激成魔】→ファイジャ→ファイジャ→ファイア※→ファイジャ→Procファイガ→ファイジャ→ブリザガ
※間に合わない人はファイアを1個前のファイジャと入れ替え(火力ダウン)


●ファイジャ5回の場合
===<開幕>===
ブリザガ→【エノキ】→サンダガ→【黒魔紋】→ファイガ→【迅速魔】→ファイジャ→【三連魔】→ファイジャ→【激成魔】→ファイジャ→【コンバート】→ファイア→ファイジャ→ファイジャ→Prcoファイガ→ファイジャ→ブリザガ

===<バフがないときのローテ>===
ブリザガ→【(あれば黒魔紋)】→ファウル※→サンダガ→ファイガ→ファイジャ→ファイジャ→ファイア→ファイジャ→(あればProcファイガ)→ファイジャ→ブリザガ
※撃てない場合はMP回復待ち(=棒立ち)で、ファイガの前にMPを全快させること。

===<バフがあるときのローテ>===
ブリザガ→【(あれば黒魔紋)】→ファウル※→サンダガ→ファイガ→【迅速魔】→ファイジャ→【三連魔】→ファイジャ→【激成魔】→ファイジャ→ファイア→ファイジャ→Prcoファイガ→ファイジャ→ブリザガ
※撃てない場合はMP回復待ち(=棒立ち)で、ファイガの前にMPを全快させること。


このように、無駄なくバフを入れられる場所が限定されているので、バフを混ぜてもスキル回しは大体固定されます。バフを使うタイミングでリキャストが明けていないとローテ1回分先送りすることになります。つまり、バフのリキャストとスキルローテのタイミングが合わないとバフを遊ばせておくことになるのです。(関係なくバフのリキャが明けたら使うぜって人は回れ右ですごめんなさい。)



話を戻します。

ファイジャ6回の強みは「バフの頻度」にあると述べましたが、その頻度はおよそ60秒に1回になります。これは迅速魔・三連魔・激成魔のリキャストと同じです。つまり、リキャストが明けると同時にまた使用できるということです。なぜそのような頻度で使えるかというとファイジャ6回のスキルローテ1周にかかる時間がおよそ30秒で、2ローテ分の時間と、バフのリキャストとが60秒で同期しているからです。

よって、<バフあり>→<バフなし>→<バフあり>→<バフなし>→・・・となります。

2ローテに1回の頻度で<バフあり>回しにできるため無駄がありません。加えて、ポリグロットが貯まる30秒とも相性がよく、ファウルを無駄にしません。※実戦においてはProcの影響もあるため、徐々にポリグロットが伸びていきますので途中どこかでAF中にファウルを打つ必要が出ます。

これに対して、ファイジャ5回はローテ1周がおよそ24秒となり、ローテ3回に1回しかバフを使えません。

つまり、<バフあり>→<バフなし>→<バフなし>→<バフあり>→<バフなし>→<バフなし>→・・・となります。

2ローテに1回バフを使えるファイジャ6回と、3ローテに1回しかバフを使えないファイジャ5回、このバフの頻度の差が、地力で劣るファイジャ6回をファイジャ5回のスキル回しと同等の火力に押し上げる主要因だったのです。

また、ポリグロットの周期30秒ともずれるため、UB中にファウルを打てないという場面が5回に1回くらい出てきます。更に、ファイジャ5回の場合折り返しのブリザガを打ち切ったところでMPが120しか残らないため、ファウルが撃てない場合にMP回復待ちが発生する場合があります。

まあ、これだけのデメリットがありながらファイジャ6回と同程度の火力が出ているとも見れますが・・・。


さてここで、ファイジャ6回を選択する人に注意点があります。それはスペルスピードです。

スペルスピードが上がってくるとファイジャ6回のスキルローテ1周が30秒を切ってくるのです。そのため、強みであったバフのリキャスト明けが間に合わなくなってきます。SS1800程度でこの問題が顕在化し、バフの前に待ちが発生するか、<バフあり>回しをローテ3回に1回に頻度を減らす事になり、火力が下がります。

ファイジャ6回を選択する方は、自身のProcを引き寄せるスピリチュアルな部分と相談してSSを決めましょう。毎回確実にProc1回は引けるという方はSSを2500まで上げてもファイジャ6回でいけますが、幸運の無駄遣いという言葉を送らせて頂きます。何か別のことに活かせ。

さて、ここまで読んで頂いた方の中には「バフのある時だけ6回撃てばいいじゃねえか」と思われる方もいるかもしれません。ですが、その場合はファイジャ5回を挟むことになるので、バフのある時だけファイジャ6回撃つというのは以下のようなローテ配列になります。

<バフあり(6回)>→<バフなし(5回)>→<バフなし(5回)→<バフあり(6回)>→・・・

ここで思い出して頂きたいのは、重要なのはバフの頻度だったということです。上記のような回し方では結果的に、60秒に1回バフを使えるという利点を捨てることになっています。バフによる火力上昇回の頻度が78秒に1回となるために、単純な火力上昇とはならないのです。

ここで、少し計算をして確かめてみましょう。

ファイジャ6回の場合(dotダメ6回)
<バフなし>:dmg=4922.4 time=30.30s
<バフあり>:dmg=5376.0 time=31.80s

ファイジャ5回の場合(dotダメ5回)
<バフなし>:dmg=3937.5※1 time=24.80s※2
<バフあり>:dmg=4433.1※1 time=26.08s※2

※1ファウルが5回に1回、『棒立ち』に置き換わるためファウルの威力を520とした
※2ファウルと置き換わる『棒立ち』は平均1.0sと計算し、所要時間を0.2秒減らした
※SS1300と仮定し、黒魔紋・コンバートの効果は考慮していない

●300秒をターゲットに考える
ファイジャ6回を繰り返す場合
Σdmg=(4922.4+5376.0)×300/(30.30+31.80)=49750.72

ファイジャ5回を繰り返すの場合
Σdmg=(3937.5×2+4433.1)×300/(24.80×2+26.08)=48790.04

ファイジャ5回を基本にバフのある時だけファイジャ6回の場合
Σdmg=(3937.5×2+5376.0)×300/(24.80×2+31.8)=48836.61

なんとなく、都合のいい数値になってしまいましたけども、ファイジャ5+6回しサイキョーみたいなのは違うと伝わりましたかね。

まあ結局、どれを選んでもほぼ一緒なんですけどね。



ただし、プレイヤーの主戦場が、零式なのか、アライアンスレイドなのか、またはエキルレなのかで、”ほぼ”の捉え方が変わってくると思います。

『小さくとも差には違いない。ビバ針小棒大。』という方に向けて、あえて結論めいたことを書くとすれば、SSが1800以下ならブリザジャを使ってファイジャ6回、それ以上の方はバフのリキャ待ちが発生してきたら、基本ファイジャ5回でバフがある時だけブリザジャ+ファイジャ6回がいいんじゃないかな?ということでしょうか。

あるいはSSは1800程度に抑えてあとは他のサブステを伸ばしましょう。どっちが強いかは知らん。


DPSによる比較。数十秒置きに逆転が起きている。100秒過ぎからは概ね6回しが優勢。



長々と書いてきましたが、Proc神のきまぐれによるDPSのブレを10とすれば、我々プレイヤーの努力による影響など3にも満たないほどに軽微です。それほどに黒魔道士はProcの僕(しもべ)であり、涙ぐましいほどの細かいスキル回しもProcひとつで吹き飛んでしまうことは紛れもない事実です。そう、結局はProcなのです。ジャラック星のProc大魔王でもこればかりは覆せません。

従って黒魔道士は、スキル回しを考える前に、ナル・ザル神にバナナと祈りを捧げ、Procを引く自分をイメージし、音を置き去りにするほどProcサンダガを撃つ修練を積み重ねた上で、それでも尚、スズメの涙ほどのDPSを上昇させたいのであれば、頑張ってスキル回しを考えていくとよいでしょう。そこが神ならざる我々の生きる場所なのですから。

ちなみに私はスキル回しを構築せずにフィーリングだけで乗り切るアライアンスレイドがメインのスーパーライト勢です。

パッチ4.05ではブリザジャとファイジャの詠唱が3.0秒から2.8秒に変更されました。元が3.0秒の詠唱を0.2秒短縮するのには1066のSSを盛る必要があります。これってハイマテリジャが26.5個分です。え、何それすごい・・・。

この黒魔道士の変更は、来るべき未来を先取りしたのだとも言えます。我々だけが数パッチ先取りした状態なわけですね。今後のパッチでSSの上昇カーブが当初の計画通り維持されることを祈るばかりです。

以上で『パッチ4.05以降のスキル回しでブリザジャは使うべきか?』を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。


ツッコミや指摘、お待ちしておりますが豆腐メンタルなので優しくお願いします!!







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5 件のコメント:

  1. ほぼ同意ですが
    ファイジャ5回に置ける最大のネックはMP全快状態でファイガをしなければならない点かと思います
    ファウルに関してはゲージを見て判断出来ますが
    MPの回復タイミングを合わせるのは難しいですから
    MP回復やプロックの状態を見て5回と6回を切り替え出来ないなら6回がアンパイかなと
    5回に固執して4回になったりしたらマイナスですし

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    1. ファイジャ5回は、強みのはずのUB時間が短い点がMPRに対してはマイナスに働いてますね。

      確かに、サンダガの消費MP分をファイガ詠唱中にMPRで取り返さないとスキル回しが成立しないのですが、ブリザガ折り返してMPRが来ず、更にファウルもない状態だとMPRがあるまでそもそも攻撃できないわけで、サンダガ詠唱前に1回とそのあとのファイガ詠唱中に1回の、計2回で全快計算なんですが甘いですかね。

      SSが伸びてくるとブリザドをファイガの前に挟む方が安定する時代が来るのかもしれませんね。

      ちなみに、ファイガ5回のとき、ファウルがない状態でUBに入ったら棒立ち2秒発生することとして上のグラフは作成しています。時々MPはあるのにファウルがない状態にもなりますがその時はブリザドにしています。


      コメントありがとうございました。

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    2. あー、よく考えたらファウルの有無は関係なくサンダガ詠唱後にファイガを詠唱開始できるか判断が固定化できないところが問題だと指摘されているんですね。


      確かにそうだな・・・保険でブリザド・・・うーん・・・もっと悪いですね。

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  2. 考察拝見させていただきました、個人的にはとても参考になりましたよ!
    ただ、木人では純粋火力として迅速や3連を使いますが、実戦では移動用として数十秒腐らせてでも温存したほうが結果的にDPSが上がったりします(エンドコンテンツだと特に)。
    移動しなきゃ死ぬ、でも移動したらAFABが切れる・・・なんてことは誰しも経験あるはずw

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    1. 実戦においてはその通りですね。

      黒魔のスキル回しの構築って、あらゆる「想定外」を潰す作業だと思っています。攻撃できるタイミングをピックアップしていく作業とも言えますが、そういう場合、まずは木人で理想とするスキル回しが基本にあって、その理想形からいかに崩さないか、という方針で構築していきますよね。

      そのためにも理想環境下における理想的なDPSはどのように出すか、どうすれば出るかを知っておくことは必須だと思うのです。今回の考察はそういう出発点となるべき回し方を考える際の一助になればと思い書いてみた次第です。

      参考にして頂いて光栄です。
      コメントありがとうございました。

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